◆第79回セントライト記念・G2(15日、中山・芝2200メートル)
菊花賞トライアルの第79回セントライト記念・G2(15日、中山=3着まで優先出走権)でレッドバンデが重賞初制覇に挑む。前走の1勝クラスが5馬身差の大楽勝。
その前走は勝ち馬エネルジコが新潟記念で2着、3着のゲルチュタールが3勝クラスを快勝し、5着のアマキヒが2勝クラスを突破と、上位馬はその後、軒並み結果を出している。0秒1差の4着だったキズナ産駒にかかる期待は当然、大きい。「前走はレース前に東京で駐立練習をやって出たので、今回も同じ感じでやろうと思います」と岩藤助手は課題克服へも万全の態勢を敷く。
4日の1週前追い切りは美浦・Wコースで6ハロン77秒6の一番時計。それでも同助手は「手応えと反応にギャップがあったので、もう一段、上がありそう」とまだ素質を出し切っていないと評価する。ただ、本番は先にあるG1。菊花賞に限らず、天皇賞・秋(11月2日、東京)、ジャパンC(同30日、東京)など選択肢は豊富にある。トレーナーは「この後も考えたいのでね。今週は整える程度ですよ」と余裕。秋の始動戦でビッグタイトルが見える走りを披露する。