カーリング ミラノ・コルティナ五輪最終予選代表決定戦 第3日(13日、北海道・稚内みどりスポーツパーク)

 女子で五輪3大会連続出場を目指したロコ・ソラーレは、フォルティウスに2―7で敗れた。この敗戦で、五輪出場の可能性が消滅。

スキップ・藤沢五月は大粒の涙を流し「終始、フォルティウスさんのパフォーマンスが高かった。私たちがどうこうより、フォルティウスさんのパフォーマンスが素晴らしかった」と相手をたたえた。

 8エンドの短期決戦、ロコ・ソラーレは第6E終了時点で相手の勝ちを認めるコンシード。「ありがとうございました」と握手を求めた。決着後は、藤沢とサードの吉田知那美は氷上で抱擁。互いに涙した。互いにかけた言葉については「内緒です」と吉田。「ベストバディなので。今回は負けてしまったけど、五輪は逃げないので。目指したかったら、いつまでも目指させてもらえる。今回は行けなかったけど、五輪はいつもそこにあるので大丈夫だな、と思っている」と語った。

 ロコ・ソラーレとして五輪の可能性は消えたが、今季の活動は続いていく。

「この大会の反省をいかせるかどうかが試されていると思うので。この悔しい思いを、まずはPCCC(パンコンチネンタルカーリング選手権)で晴らしたい」と藤沢。吉田は「4年後、あるので。オリンピックはいつでもあるので。さっちゃんはこの経験でまたカーリング選手として強くなったと思うし、私も負けられないくらい人間として成長したい」と共闘を誓った。

編集部おすすめ