◆世界陸上 第1日(13日、国立競技場)

 男子100メートル予選が行われ、日本選手たちの激走にTBS系の生中継に出演した大会スペシャルアンバサダーを務める俳優・織田裕二と大会アンバサダーを務める女優・今田美桜の興奮も絶頂に達した。

 初出場の守祐陽(大東大)は2組で7位、元日本記録保持者で7月の日本選手権を制した桐生祥秀(日本生命)は昨年のパリ五輪金のノア・ライルズ(米国)と同組の3組で5位で共に予選落ちとなった。

 世界陸上2大会連続ファイナリストのサニブラウン・ハキーム(東レ)は最終7組に登場。桐生、守の予選落ち後、最終組の出走前には「いよいよその時が来ました。なんだ、この決勝戦みたいな雰囲気は?」と話し出した織田。「今日は怖いです。こんなに100メートルの予選を怖いと思ったことはないです」とポツリ。「アメリカの9秒83を持ってる選手でも落ちる。なんだ? これ、別次元に来てるぞ。なんでかって言ったらオリンピックの翌年だからですよね。怖い…。今日は何があるのか分からない。最後までドキドキしてます」と続けた。

 迎えた最終組で第9レーンのサニブラウンが7位に終わると「う~ん、厳しいね、世界陸上って」とガックリ。

「本当に、本当に怖い世界だよね」とつぶやいた。さらに、サニブラウンについて「決勝に2回行くなんて、完全な実力がある証拠で。でも、予選落ちしてしまう」と評価すると「う~わ、怖っ! なんだろう、今日は怖さを感じてたんだけど、なんなんだろうね。これが世界だと言うのを見せつけられた」と続けていた。

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