◆第249回英セントレジャー、G1(9月13日・ドンカスター競馬場・芝2910メートル、重)
英国クラシック3冠の最終戦に7頭が出走し、スカンジナビア(牡3歳、愛・エイダン・オブライエン厩舎、父ジャスティファイ)が1番人気に応え、G1連勝(重賞は3勝目)を飾った。今回はトム・マーカンド騎手=英国=と6戦ぶりのコンビ。
スカンジナビアは道中は2番手から進め、逃げるランボーンをマークする形。最後の直線で先頭に立つと、迫るラヒエッブ、ステイトゥルーを振り切り、先頭でゴールに入った。前走は3200メートルのグッドウッドCを制しており、17年ストラディバリウス以来8年ぶりの3歳馬によるVで新星誕生を告げていた。今回、2910メートルでも強さを見せつけ、長距離G1連勝となった。勝ち時計は3分4秒63秒。
内から脚を伸ばしたラヒエッブ(レイ・ドーソン騎手)が首差で2着。その1馬身1/4馬身後ろがステイトゥルー(ミカエル・バルザローナ騎手)で、外から力強い脚を使って3着だった。同じAオブライエン厩舎で、英愛ダービー馬のランボーン(ショーン・レヴィー騎手)は先手を奪って進めたが、最後の直線で後続にのみ込まれ、4着に終わった。
同レースは1着賞金が39万6970ユーロ(約6476万円=フランスギャロ発表2025年レートの1ユーロ約163・132137円で計算)。2023年にはハーツクライ産駒の日本生産馬、コンティニュアスが制覇している。