男子マラソンが国立競技場発着でスタートし、15キロを通過した。女子マラソンが行われた前日(14日)はスタート前は曇っていたが、この日は朝から日差しが強く、スタート前で、すでに気温28度。
日本歴代3位(2時間5分16秒)の記録を持ち、初代表の吉田祐也(GMOインターネットグループ)は青学大出身。現在も青学大を練習拠点として、原晋監督の指導を受ける。8月は長野・菅平高原で合宿を行い、第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)で3年連続9度目の優勝を狙う青学大メンバーと共に充実した練習を積んだ。
青学大は新潟・妙高高原での夏合宿から、先輩を応援。中継に登場し、大阪マラソン(2月24日)で2時間6分5秒の日本学生新記録をマークした青学大のエースで主将の黒田朝日(4年)は「後半の勝負に備えて欲しい」などと期待を込めた。
レースは、定刻の午前7時30分に号砲が鳴ったが、約100メートルを走ったところで、まさかのスタートをやり直し。TBS解説の2000年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さんも「見たことありません」と驚いた。
審判からグリーンカードが示され、失格となる選手はなし。その後、無事にスタートした。