◆世界陸上 第3日(15日、国立競技場)
男子3000メートル障害決勝で、日本記録保持者の三浦龍司(スバル)が8分35秒90をマークして8位入賞を果たした。目標のメダル獲得までは届かなかったが、23年ブダペスト世界陸上6位に続き2大会連続での快挙となった。
7月のダイヤモンドリーグ第10戦(モナコ)で自身が持つ日本記録を6秒以上も更新する今季世界3位の8分3秒43をマーク。「すごく感覚が良かったですし、ラップやいろいろな側面で見ても、これまでで一番良いレースだった」と今季好調を維持。8月末のダイヤモンドリーグ・ファイナル(チューリヒ)は回避したが、練習は順調に積んでおり、「今までで一番良い状態です」と今大会へ着実にコンディションを整えていた。
21年東京五輪で7位入賞を果たし、23年ブダペスト世界陸上6位、24年パリ五輪8位と高いレベルで成績を残し続けてきた。「21年東京五輪で初めて世界の舞台にチャレンジ。そこから4年経って、また東京に世界陸上が来たというのはすごい巡り合わせ、チャンスだと思っています。成長をしっかりと走りで見せられるようにしていきたい」と意気込んでいた。
◆三浦 龍司(みうら・りゅうじ) 2002年2月11日、島根・浜田市生まれ。23歳。陸上は小学1年から。京都・洛南高卒。順大で箱根駅伝に4年連続出場。