小泉進次郎農相が20日、都内で「自民党総裁選2025」(22日告示、10月4日投開票)への会見を行った。
会見で小泉氏は、昨年の衆院選、参院選での敗北に触れ「初当選から16年、自民党は再び危機の中にあります。
そして「まず、私が総裁として優先することは、物価高で生活が苦しいという国民の切実な声に向き合い、国民の暮らしに安心と安定を取り戻すことです」と掲げた。その上で「日本経済はデフレからインフレへの移行局面にあります。経済最優先で賃金上昇と投資拡大に取り組み、物価上昇を上回る国民所得を実現します」と述べた。
小泉氏は、昨年の総裁選に初めて立候補したが1回目の投票で3位となり、決選投票に進めなかった。今回は今月13日に地元の神奈川県横須賀市で支援者と会い出馬する意向を伝えた。2度目の挑戦となる今回は、選対本部長に加藤勝信財務相が就任。さらに河野太郎前デジタル相、三原じゅん子こども政策担当相らが支援する意向を固めたことが明らかになっている。
総裁選は、茂木敏充前幹事長が今月10日に出場会見。その後、小林鷹之元経済安全保障担当大臣、林芳正官房長官、高市早苗前経済安全保障担当大臣が会見を開き、正式に出馬を表明している。