小泉進次郎農相が20日、都内で「自民党総裁選2025」(22日告示、10月4日投開票)への会見を行った。
会見で小泉氏は党再生への決意、物価高対策として補正予算案を編成し、臨時国会に提出する方針などの公約を述べた。
司会は衆院議員で宮内秀樹副幹事長が務めた。19日に出馬表明した高市早苗前経済安全保障担当相の記者会見で、司会を務めた黄川田仁志衆院議員が、挙手した記者に対し「顔が濃い方」「逆に顔が白い、濃くない方」などと言いながら指名。高市氏はすかさず「何てこと言うの。すみません」と謝罪していた。
この日、宮内氏は記者の質疑応答で1人一問を強調しながら「2列目の手をあげていらっしゃる方」「3列目の一番最初に手をあげてくださった方」などと指名し進行していた。
小泉氏は、昨年の総裁選に初めて立候補したが1回目の投票で3位となり、決選投票に進めなかった。今回は今月13日に地元の神奈川県横須賀市で支援者と会い出馬する意向を伝えた。2度目の挑戦となる今回は、選対本部長に加藤勝信財務相が就任。さらに河野太郎前デジタル相、三原じゅん子こども政策担当相らが支援する意向を固めたことが明らかになっている。
総裁選は、茂木敏充前幹事長が今月10日に出場会見。その後、小林鷹之元経済安全保障担当大臣、林芳正官房長官、高市早苗前経済安全保障担当大臣が会見を開き、正式に出馬を表明している。