小泉進次郎農相が20日、都内で「自民党総裁選2025」(22日告示、10月4日投開票)への会見を行った。

 会見で小泉氏は物価高対策として補正予算案を編成し、臨時国会に提出する方針などの公約を述べた。

 記者との質疑応答で物価高対策を巡り「石破政権が2万円給付のありかたについて撤回するのか?継続するのか?」と問われた小泉氏は「今回、給付をやるのか?ということでありますが参院選挙で2万円の給付を我々は国民のみなさんにお約束をしましたが、残念ながら国民のみなさんのご賛同を得ることはできませんでした。野党からも反対が出ますし、自民党として実行したくても現実問題として実現はなかなか難しいという状況であります」と述べた。

 続けて「農林水産大臣の立場にある中で備蓄米、2000円で放出することをやっているなかで本当に生活に苦しい方に何かできることはないのか?その思いは今でも変わりません。一方で自民党は野党と真摯(しんし)に協議をして、できることを進めていかなくてはいけない観点からは、なかなかやりたくても現実は難しいという状況にあるのではないかと感じています」と述べた。

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