9月20日の中山4R・2歳新馬(芝1200メートル=11頭立て)は、1番人気のラヴノー(牝、美浦・林徹厩舎、父モーリス)が、5馬身差の圧勝でデビュー戦を白星で飾った。母フィールザレースは現役時代、アルゼンチンで芝短距離のG1を制している。
9番枠から好スタートを決めて、すんなりとハナヘ。前半600メートル通過35秒2のスローペースを刻み、直線では後続を突き放す一方。上がり最速33秒9をマークして逃げ切り、2着のファインダーズを寄せつけなかった。
津村明秀騎手は「攻め馬でもいい動きをしていましたし、スタートを決めて楽にいけました。期待通りの走りでした」と、勝利を振り返った。
林調教師は「想像以上にゲートを出てくれて、津村ジョッキーがうまく乗ってくれました。小柄な馬ですが、牧場さんでじっくりと成長を促していただいて、いい仕上がりで臨めたことも皆様に感謝したいと思います。落ち着いて臨めたのは、すごくよかったです。攻め馬でも折り合いがつきますし、ムキに走っている感じはなかったので、もう少し距離を延ばしてもよさそうです」と、喜びをかみ締めた。