◆世界陸上 第8日(20日、国立競技場)

 男子20キロ競歩で、世界記録保持者の山西利和(愛知製鋼)は1時間22分39秒で28位だった。今年2月に世界記録を樹立し、2大会ぶりの金メダルが期待されたが、約16キロで警告が3枚出て、2分間、ペナルティエリアに入ることに。

メダル争いから脱落した。

 レースから離脱を余儀なくされた2分間、山西の頭の中には「ゴールは責務。その後どうしようかな」と去就についての考えがよぎったという。具体的に問われると「選択肢があるわけじゃないです。自由にやらせてもらう以上、結果は出さなきゃいけないし、その責任もある。こういう結果で、次もう1回やりたいことやらせてくださいって、なかなか難しいですね」と自身の置かれた境遇を冷静に分析。「現実的な部分も含めて、次じゃあ何やろうかな、何を見ていくのかなっていうところですね」と言葉を選んだ。

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