自民党の小泉進次郎農相(44)は20日、都内で記者会見を行い、党総裁選(22日告示、10月4日投開票)への出馬を正式に表明した。
会見では、前回の総裁選会見で物議を醸した男性フリーライターと再び対決する場面があった。
小泉氏は笑いながら「昨年に引き続きまして、ありがとうございます。朝早くから並んでいただいて」と返答。「昨年は知的レベルが低い、今年は詐欺師とご指摘をいただいた。今の論理で私を詐欺師というなら、今回の総裁候補を含め、すべてそれに合ってしまうのではないか」と反論した。さらに「厳しい目を自民党すべてに向けている方がいることを自覚をしないといけない」と自己反省。「今の自民党が事実上、野党としての立場から、原点回帰して国民のみなさんの声を聞いていきたい」と訴えた。
このフリー記者は、前回2024年総裁選での小泉氏出馬会見で「サミットに出席したら、知的レベルの低さで恥をかくのではないか」と質問。小泉氏は「足らないところが多くあるのは事実。しかし、足りないところを補ってくれる最高のチームを作る」と述べ、「これから『あいつマシになったな』と思ってもらえるようにしたい」と絶妙な切り返しを見せていた。