9月20日の中山11R・バーレーン王国イサ・ビン・サルマン・アルカリファ殿下御来場記念(3歳上オープン、ダート1800メートル=15頭立て)は、1番人気のムルソー(牡4歳、栗東・池江泰寿厩舎、父レイデオロ)が、オープン初勝利を挙げた。勝ち時計は1分51秒3(重)。

 6か月半の休み明けでも能力の違いを見せた。11番枠から流れに乗って好位2番手へ。逃げたジャスパーロブストをマークする形で運び、直線で満を持してスパートすると、最後は2馬身差をつけた。

 ルメール騎手は「馬のコンディションはバッチリだった。(1週前の)追い切りに乗った時にすごくいいと感じて、勝つ自信があった。2番手でいいリズムで運び、最後は能力でいい脚を使ってくれた。重賞でもやれそう」と、満足げに振り返った。

 池江調教師は「完璧だったね。牧場でツメをしっかりと治して、暑さに弱かったが、涼しくなって良くなった。ツメの様子を見ながらになりますが、遠からず重賞をどこか使いたいと思います」と、うなずいた。

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