◆男子プロゴルフツアー ANAオープン 第3日(20日、北海道・札幌GC輪厚C=7066ヤード、パー72)

 今季2勝目を狙う蝉川泰果(アース製薬)は14位で出て1イーグル、3連続を含む5バーディー、1ボギーの66と伸ばし、通算11アンダーで首位と5打差の7位に浮上した。

 最大の見せ場は12番パー5だった。

ティーショットを左ラフに曲げ、ボールは沈み、目の前に大きな木がある難しい状況。「うわっ…と思ったけど、何かいけそうな気がした」。残り245ヤードを3ウッドで強振し、木の下を通してドローをかけて2オンに成功した。「思った以上のいいところについた」。スネークラインの9メートルをねじ込み、会心のイーグルを奪った。

 シャフトやグリップを変えるなど試行錯誤を重ねたクラブで好スコア。単独首位の大槻智春(真清創設)と5打差で最終日に臨む。「上位争いしたいなと思ってた中で3日目に伸ばせて良かった。上位陣もすごく伸びてるので、明日もビッグスコアを出さないとトップ3に入り込めない」と猛チャージを誓った。

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