大相撲秋場所7日目(20日・両国国技館)

 大関・琴桜(佐渡ケ嶽)は、西前頭2枚目・王鵬(大嶽)に押し出され、2敗に後退した。琴桜の祖父が先代の横綱・琴桜、王鵬の祖父が昭和の大横綱・大鵬と、祖父が横綱同士の対戦だったが、琴桜はまわしが取れず、相手の突き押しに耐えきれず、引いたところで呼び込んでしまった。

 今場所の琴桜はどっしりしていた。前日の東前頭4枚目・平戸海(境川)に土俵際まで追い込まれたが、左で抱え、小手投げで白星としていた。「内容は良くなかったけど、慌てずに取れている」と好調さを振り返っていたが、この日は、黒星となった。

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