◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック 第2日(20日、愛知・新南愛知CC美浜C=6600ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、10位から出た新人の吉田鈴(りん、大東建託)が5バーディー、1ボギーの68をマークして通算7アンダーとし、トップと3打差の7位に浮上した。姉は日本ツアー4勝の優利。

ツアー史上4組目の姉妹優勝と、入谷響、荒木優奈に続く今季3人目のルーキーVへ逆転を狙う。

 プロ転向後初めて、2ラウンド続けて60台をそろえた。「ティーショットは曲がっていたけど、フェアウェーバンカーからバーディーチャンスにつけたり、長い距離のパットが何本も入ってくれた」。13番でティーショットを左に曲げたが、バンカーからの140ヤードの第2打を7番アイアンで5メートルまで運び、3連続バーディーを奪った。16番パー3では13メートルをねじ込み、スコアを伸ばした。

 前日の第1ラウンドでは17番グリーンでのファーストパットに100秒を要した。各ストロークに許容される時間は原則40秒のため、スロープレーに。今季累積2回となったため、罰金10万円の処分を受けた。一夜明け、この日は「気をつけながらプレーした」という。

 今季は開幕戦のダイキンオーキッドレディスで2位発進の末に15位。5月のブリヂストンレディスの9位が最高だ。「フェアウェーキープが重要で、狭いホールも何ホールかある。

今週はティーショットをラフに曲げることも多いけど、(メジャー大会だった)先週がラフが長かった分、ラフに行っても大丈夫っていうのはある」と語り、ルーキーで優勝した入谷、荒木に続きたいという思いは「あります」と言葉に力を込めた。

編集部おすすめ