◆大相撲秋場所7日目(20日、東京・両国国技館)
大関取りの関脇・若隆景(荒汐)に大関昇進に黄信号がともった。立ち合いで踏み込んで前みつを握りかけたが、低く当たってきた小結・安青錦(安治川)に突き放された。
安青錦は8月の夏巡業の支度部屋では隣同士に明け荷を置き、仲むつまじく話す姿も見られた。安青錦への意識を問われると「また一番集中する」言及しなかった。大関の足固めだった先場所も7日目を終えて3勝4敗だった。8日目から6連勝し、10勝5敗で大関取りにつなげた。「自分のことに集中し、下からの攻めを出していきたい」と巻き返しを誓った。