◆世界陸上 第8日(20日、国立競技場)
女子5000メートル決勝が行われ、日本記録(14分29秒18)保持者の田中希実(ニューバランス)は12位。21年東京五輪1500メートル8位、23年ブダペスト世界陸上5000メートル8位に続いての入賞はならなかった。
TBS系の生中継に出演した大会スペシャルアンバサダーを務める俳優・織田裕二は田中の激走を見届けると「この蒸し暑い中で僕はもっとアフリカ勢が苦しむと思った。まあ、強かったね、チェベト。そしてキピエゴン、しっかりと強い2人が来たな」とレースを総括。
田中について「いつもと違う田中が見られた気がして、うれしかったです」と笑顔で続けると「レース中の走ってる時も、なんか無になってるのかなってくらい。今日はなんか感じるっていう。面白いなあって。次の田中さん、どういう走りするんだろうって。もう、本当に自分のやりたいように楽しんで…。走るのが好きな田中さんに戻って、もう一度、やってほしいなと思います。ありがとうございました」とエールを送った。
さらに田中の会見を見届けると拍手を送り、「僕はうれしかったですね。彼女がレース前に見せた笑顔が。