◆陸上  静岡県高校新人大会 第1日(20日・草薙総合運動場陸上競技場)

 女子走り高跳びで掛川紗希(静岡市立2年)が、従来の記録を4センチ更新する1メートル75の大会新で初優勝した。女子1500メートルでも古川真子(日大三島2年)が大会記録(4分29秒15)を塗り替える4分28秒90で初V。

男子400メートルリレーでは、東海大静岡翔洋が予選でマークした大会新(41秒04)を決勝でさらに0秒23塗り替える40秒81で制した。

 雨の中、フワリとバーを越えた。女子走り高跳びで掛川が従来の大会記録を4センチ塗り替える1メートル75で初Vだ。「まったく跳べると思ってなかった。信じられない」。県高校記録の1メートル77には惜しくも届かなかったが、今夏の全国高校総体優勝の1メートル70を超える好記録。今季では高校ランキング1位相当のジャンプだ。

 1メートル55からスタート。58をパスして1メートル61は一発でクリア。1メートル64を成功し、優勝を決めると、あとは自分との戦いだった。自己ベストの1メートル70を後のない3回目で突破すると、1メートル75は2回目で鮮やかに跳んだ。「70でやめようかなと思ったけど、審判の方々がやった方がいい、みたいな感じだったので続けた」と振り返った。

 今大会から調整法を変更。「水、木(曜日)をオフにして金曜日に少し練習して臨んだら、体がすごく軽かった」。助走の安定も高い跳躍につながった。「このタイミングで跳ぶという感覚がつかめた」。28日は草薙で開催されるU20日本選手権に参戦予定。大学生らも出場する大会で再び、大ジャンプを披露する。(塩沢 武士)

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