テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は23日、自民党総裁選が22日に告示されたことを報じた。

 小林鷹之元経済安保担当相、茂木敏充前幹事長、林芳正官房長官、高市早苗前経済安保相、小泉進次郎農相の5人(届け出順)が立候補届け出を行った。

 番組では複数の自民党員を取材し、党への要望などの声を紹介した。

 コメンテーターを務める元テレビ朝日社員の玉川徹氏は、自民党について「どういう政党かっていうことで」と切り出し「自民党は誰のための政党なんだ?って話なんですけど。消費者、生産者で言えば、生産者側の利益を代弁する政党だったんですね」などと示した。

 続けて「それは、ひいては今のシステム、既存のシステムをずっと守るんだっていうふうな、そういうふうな人たちに支えられていたわけです。だけどそのシステムが制度疲労してきて、もう不全になってきているんです。一方で生産者の対極として消費者っていう分け方がある。消費者の方をもっと向いていかなきゃっていう状況が今」などとし「そういうふうに変わっていく過渡期なのかもしれないです」と指摘した。

 そして「かつて既存のシステムが有効に働いていた時には、党員じゃない人も『自民党がいい』というより『自民党でいい』と。今の既存のシステムでいいんだ、と。ところがこの既存のシステムが制度疲労しているからこのシステムじゃダメだっていうふうに結構、多くの人が思っているわけですね」とし「そうなった時に新たにどういう人たちのための政党になるか?っていうことが実は問われているんだと思います今回」と解説していた。

◆自民党総裁選・候補(順不同)

・高市早苗

・林芳正

・茂木敏充

・小林鷹之

・小泉進次郎

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