◆大相撲秋場所10日目(23日・両国国技館)
大関昇進を目指す関脇・若隆景(荒汐)は、東前頭4枚目・平戸海(境川)に寄り切られ、5勝5敗となった。過去5戦全勝の相手の右を差されての一気の寄りに屈し、昇進は厳しくなった。
若隆景は、夏場所を小結で12勝、先場所を関脇で10勝。大関昇進の目安、三役で直近3場所33勝には、今場所11勝を挙げることが必要となるが、もう一番も負けられない状態だった。あくまでも目安ではあるが、この後、横綱、大関戦を残していることを考えると、追い込まれた状況だ。前日は、関脇・霧島(音羽山)に負け「詰めが甘かった。また明日からしっかりやっていく」と話していたが、痛恨の連敗となった。