◆全日本プロレス「ジャイアントドリーム2025」(23日、アリーナ立川立飛)観衆1750

 全日本プロレスは23日、東京・立川立飛アリーナで秋のビッグマッチ「ジャイアントドリーム2025」を開催した。

 メインイベントで「第12回 王道トーナメント」覇者・宮原健斗が三冠王者・斉藤ジュンへ挑戦。

3・29大田区で王者は、宮原を破りV3を達成している。挑戦者にとってリベンジを期した一戦、序盤から激しい打撃戦となった熱戦は、互いの持てる技をすべてぶつける激闘へ発展。最後は、22分57秒、宮原がシャットダウンスープレックスホールドでジュンを破り、2022年9月18日に日本武道館で諏訪魔を破って以来となる7度目の王座奪還を果たした。ジュンは8度目の防衛に失敗した。

 3年ぶりに三冠ベルトを奪還した宮原はマイクを持つと「待たせたな」とファンに呼びかけた。そして「日本プロレス界の最高のエースは俺だ」と宣言した。

 そして「三冠チャンピオンとして何をするか教えてあげよう」と切り出すと「日本を元気にすることだ」と約束し「日本プロレス界の先頭に立ち、この日本プロレス界があなた方が喜ぶような喜怒哀楽を提供してやるよ」と予告し「ワクワクドキドキ、非日常のプロレスを味わいたいだろ?」と問いかけ「最高のエースとして日本プロレスをワクワクさせてやる」と誓った。

 さらに初防衛戦を旗揚げ記念日となる10・22後楽園ホールに指定。1972年10月の旗揚げから53周年となる大会で「やってやろうじゃないか」と宣言し挑戦者を「誰でもいいぜ」と募った。

 バックステージで挑戦者について「次の相手は誰だ?俺は誰でもウェルカムだ」と呼びかけた。

 ◆9・23立川立飛大会全成績

 ▼第1試合 8人タッグマッチ 20分1本勝負

芦野祥太郎、デイビーボーイ・スミスJr.、○吉岡世起、阿部史典(7分14秒 バズソーキック→片エビ固め)綾部蓮、ライジングHAYATO、井上凌、小藤将太●

 ▼GAORA TVチャンピオンシップ バトルロイヤル 時間無制限

○挑戦者・黒潮TOKYOジャパン(15分01秒 オーバーザトップロープ)王者・他花師●

【退場順】愛澤No.1、菊タロー、セニョール斉藤、羆嵐、立花誠吾、”ミスター斉藤”土井成樹、大森北斗

 ※タイトルマッチはバトルロイヤル形式。試合は全9選手が揃った状態で戦い、最後の1人となった時点で決着。

ピンフォール、ギブアップ、KO、オーバーザトップロープ、反則(5カウント)で失格となる。

 ▼第3試合 THE プロレス 2025 シングルマッチ 30分1本勝負

○関本大介(11分12秒 ラリアット→片エビ固め)田村男児●

 ▼第4試合 タッグマッチ 30分1本勝負

○青柳優馬、野村直矢(17分30秒 THE FOOL→エビ固め)安齊勇馬●、本田竜輝

 ▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負

○王者・青柳亮生(17分20秒 ファイアーバードスプラッシュ→片エビ固め)挑戦者・MUSASHI●

 ▼世界タッグ選手権試合 60分1本勝負

挑戦者組・○ザイオン、オデッセイ(17分06秒 ダイビングヘッドバッド→片エビ固め)王者組・鈴木秀樹●、真霜拳號

 ▼メインイベント 三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負

○挑戦者・宮原健斗(22分57秒 シャットダウンスープレックスホールド)王者・斉藤ジュン●

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