◆大相撲秋場所10日目(23日、東京・両国国技館)
横綱・豊昇龍(立浪)が西前頭4枚目・若元春をすくい投げで退け、10連勝で単独トップを守った。張り差しから左を差して一気に土俵際に追い込み、体を開いて右からすくった。
幕内での10連勝は自己新記録だ。「気にしてないので」とさらり受け流し、「残りの5日間、一日一番集中して相撲を取っていきたい」と切り替えた。11日目は過去11勝10敗の関脇・霧島戦(音羽山)が組まれた。師匠の立浪親方(元小結・旭豊)は役力士との対戦が続くことが予想される終盤戦へ「どんどん強い人と当たる。集中するしかない」と背中を押した。