女優の波瑠川栄李奈がダブル主演するTBS系連続ドラマ「フェイクマミー」(金曜・午後10時、10月10日スタート)に、お笑いコンビ「ダイアン」の津田篤宏が出演することが25日、わかった。

 同ドラマは正反対の人生を歩んできた2人の女性が、“母親なりすまし”という禁断の契約を結ぶことからはじまるウソとトラブルだらけのファミリークライム・エンターテインメント。

 大手企業で順調にキャリアを築いていたものの訳あって退職し、転職活動に苦戦する花村薫(波瑠)と、元ヤンでベンチャー企業「RAINBOWLAB」の社長を務めるシングルマザー・日高茉海恵(川栄)。薫は、名門私立・柳和学園小学校への受験を控えた茉海恵の娘・いろはの家庭教師として働き始めるが、やがて茉海恵から「お受験の日、私の代わりに“ママ”として面接を受けてほしい」と持ち掛けられる。もしバレたら刑罰に問われかねない母親業のアウトソーシング――。はたして、薫と茉海恵が交わした禁断の“フェイクマミー(ニセママ)”契約の先にあるものとは。

 2019年にNHK連続テレビ小説「まんぷく」に出演し、俳優デビューを果たし話題になった津田が演じるのは、波瑠演じる薫を担当する転職エージェント・野口俊彰。転職活動苦戦中の薫に寄り添い、真摯にサポートする役どころだ。物語の序盤から登場し、終盤に向けてその存在がどのように影響していくのか。

 初日の撮影を終えた津田は「全方向から撮られました(笑)」とユーモアたっぷりにコメント。初共演となる波瑠からは「長いセリフも完璧でした!」と演技力を絶賛された。バラエティー番組で見せる軽妙なトークとは一味違う津田の俳優としての新たな一面や、波瑠との掛け合いのシーンに注目だ。

【第1話あらすじ】

 花村薫(波瑠)は東大卒業で前職は大手・三ツ橋商事勤務という輝かしい経歴を持つにもかかわらず、転職活動で大いに苦戦を強いられていた。退職した理由を再三問われ「キャリアアップのため」の一点張りの薫。

だが、三ツ橋商事以上に社格の高い会社はほぼないに等しく、転職エージェントも困り果てていた。

 ある日、薫は不採用になったはずのRAINBOWLAB社長・日高茉海恵(川栄)から、娘の家庭教師として働かないかと話を持ち掛けられる。見るからに元ヤンオーラが漂う茉海恵は、6歳になる非公表の娘・いろは(池村碧彩)を受験させたいと、薫に高額の報酬を提示するのだった。

 そして迎えた家庭教師初日。茉海恵の前では物分かりの良いいろはだったが、薫と2人きりになった瞬間、生意気な発言を連発。高待遇でも辞める人が続出する家庭教師の裏事情が詳らかになる。

 家庭教師の時間を終え、帰宅した薫のもとに茉海恵からの電話が入る。シッターと行き違いになり、いろはが一人で居ると聞いた薫は、急いで茉海恵の家へ。そこには、物が散乱している中で壁に落書きをするいろはの姿が。薫はいろはを制止しようとするが、その惨状を見てある重大な事実に気付き…。

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