米歌手のノラ・ジョーンズが24日、日本武道館で単独公演「Visions Tour 2025」を行った。

 今年の米グラミー賞でベスト・トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバムを受賞したアルバム「ヴィジョンズ」を引っさげ、3年ぶり6回目の来日公演。

リリースから1年半が経っていたことから「ようやくお披露目できてうれしい」と喜んだ。

 この日は収録曲の「ヴィジョンズ」「オール・ザ・タイム」の他、大ヒット曲「ドント・ノー・ホワイ」「サンライズ」など19曲を歌唱。ピアノ、ギターでも魅了した。親日家として知られるノラは、MCで「こんばんは」「ありがとう」「愛してる」と日本語を披露。会場に集まった1万人のファンは歓声、拍手を惜しみなく送った。最後はスタンディングオベーションに包まれ、ノラが何度も手を振って応えた。

 同所での公演は10回目。これはシンディ・ローパー(16回)、故ホイットニー・ヒューストンさん(14回)に次ぐ洋楽女性アーティストとして3位の記録になる。ノラは日本の印象を「私にとってユニコーンみたいな国。唯一無二の特別な場所って意味で。日本の人たちも大好きだし、ご飯もおいしいし、本当に大好きなの!」と興奮気味に話した。

 25日は大阪で同公演を行う。

27日の「Blue Note JAZZ FESTIVAL」(東京・有明アリーナ)ではヘッドライナーを務めることとなっている。

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