落語家の林家たい平が25日、都内で行われた「三遊亭鯛好 改メ 三代目 三遊亭百生 真打昇進襲名披露宴」に出席し、囲み取材で19日に東京・北区の自宅マンションが火災に遭ったタレントの林家ペー、パー子について語った。

 ぺーと同じ一門のたい平は23日にぺー、パー子夫妻に会いに行ったといい、「元気そうではありましたけど、すごく気持ちは動揺しているようだった。

『着るものもないのよ』と言ってパー子姉さんはぺー師匠のズボンをはいていました。何かほしいものはありますか?と聞いたら、『今少しずつ下着とか買ってるから大丈夫だよ』と話していました」とふたりの様子を明かした。

 たい平はぺー、パー子のための「チャリティー演芸会」開催を発表している。出演者については「手伝いたいと言ってきてくれる人たちとやってみようと思う」と話し、今のところ15人ほど集まっている。中には「びっくりする歌手の方」「ピンクつながりの方」もいるといい、三遊亭好楽も出演し、歌唱を披露する予定だという。

 10月に浅草で一度会を行い、11月に大きな会場で2回目を行う予定だ。「『決起集会』、『集い』としてとにかくみんなが元気になって、ぺー師匠とパー子姉さんと、今回の火災で被害に遭われた方皆さんが元気になる会にできたらいいなと思っている」

 たい平は「ぺー師匠とパー子姉さんだけを助けるつもりではないんです。マンションでしたから、まわりの方に迷惑をかけていて、その方々にもぺー師匠が向き合わなくてはいけない。ぺー師匠に力を付けてもらって、先立つものがないと、被害に遭われた方のケアもできないので…僕たちがぺー師匠とパー子さんに力を寄せて、今回被害に遭われたみなさんへのケアができるように。そこに今回やるチャリティーの意味があると思う」と会の意義を説明。「被害に遭われた方のケアと、これから80過ぎたぺー師匠と70過ぎのパー子姉さんの新生活のケアが微力ながらもできたらいいなと」と思いを込めた。(瀬戸 花音)

編集部おすすめ