シンガー・ソングライターのTani Yuukiが25日、神奈川・茅ヶ崎市民文化会館で行われた全国ツアーの初日公演でテレビ朝日系アニメ「ドラえもん」の新エンディング曲に自身が書き下ろした「もしものがたり」(11月19日リリース)が決定したと発表した。同アニメのエンディング曲が新調されるのは20年ぶり。
幼少期に見た映画「ドラえもん のび太とふしぎ風使い」の主題歌だった、ゆずの「またあえる日まで」をきっかけにギターを握り、シンガーソングライターとしての道を歩み始めたTani Yuuki。アーティスト活動のルーツとなる作品とのタッグに「子どものころからずっと見てきた『ドラえもん』の世界に入ることができて、すごくうれしかったです。そして、『もしものがたり』は、僕の中の『ドラえもん』を精いっぱい詰め込んだ曲で、完成したときには心の底から込み上げるようなうれしさを感じました」と喜んだ。
曲について「普段、生活していて時には壁にぶつかったり、つまずいたりすることもあると思います。その中で、自分の気の持ちようや考え方次第で世界は広がったり、もっと輝いて見えたりするよ、ということが伝わったらいいなと思って作りました」と説明。「小さなもの、大きなものにかかわらず、夢を抱いてくれたらいいな、という僕の願いがこもった曲です」と明かした。
アニメのエンディング映像にも目を通したといい「初めて見たときは自分の楽曲に合わせてドラえもんが歩いていることがうれしくて『めちゃくちゃいい…!』と思いました。自分の作った楽曲に、ドラえもんたちがノッてくれるなんて、本当に幸せです」とコメント。「すてきな振り付けが入っていたり、漫画のコマのような表現が入っていたり、いろいろな場面を盛り込んでくださって素晴らしいエンディングに仕上げていただきました。感謝です」としみじみ話し、「子どもたちの夢だけではなく、大人たちの背中もそっと押す曲になってくれることを願っています。心を込めて作ったので、ぜひ聞いてください」と呼び掛けた。