9月27日の中山9R・芙蓉S(2歳オープン、芝2000メートル=9頭立て)は、4番人気のウイナーズナイン(牡2歳、栗東・小栗実厩舎、父エピファネイア)が、ジワジワと脚を伸ばして首差で差し切った。勝ち時計は2分0秒3(良)。
道中は中団を追走。勝負どころで横山武史騎手の手が動き、最後まで追い通しだったが、しぶとく脚を伸ばすと首差でアメテュストスをかわした。鞍上は「3コーナーで手応えが怪しくて、どうかと思いましたが、直線でエンジンがかかって、なんとか届いてくれました。まだまだ、これからの馬ですが2戦2勝。すごい馬です」と無傷のオープンVを評価した。
小栗調教師は「3コーナーから手応えがなく、いい意味で余裕はあるが課題もある。表彰式の時には息が入っていたように心肺機能が高く、奥が深い。馬の状態次第ですが、ここで勝てたので暮れや皐月賞の計画が立てやすいですね」と、次走は同じ舞台で行われるホープフルS(12月27日、中山競馬場・芝2000メートル)を視野に入れる。