◆第29回シリウスS・G3(9月27日、阪神競馬場・ダート2000メートル、良)

 ダートのハンデ重賞は4~6歳の14頭によって争われ、岩田康誠騎手が騎乗したハンデ57キロで8番人気のホウオウルーレット(牡6歳、美浦・栗田徹厩舎、父ロージズインメイ)が後方から一気の末脚でゴール前で半馬身差し切って、重賞7度目の挑戦で初制覇を飾った。18年から東京大賞典を4連覇した半兄オメガパフュームも18年に制しており、兄弟制覇となった。

勝ちタイムは2分4秒8。

 混戦の2着争いは9番人気のサイモンザナドゥ(池添謙一騎手)が鼻差で制し、3着は4番人気のジューンアヲニヨシ(西村淳也騎手)だった。3連単は82万3380円の波乱となった。

 川田将雅騎手(ジンセイ=4着)「精神面はいい雰囲気でした。動きが(本来の)出来じゃない感じ。前半も直線もそのぶん。今回出来る走りは精いっぱいしてくれました」

 岩田望来騎手(ブライアンセンス=5着)「いい位置で競馬ができて、前走であれだけの被害を受けたので、どれだけメンタルがやられているかと思っていたんですけど、思った以上にこたえてなかった。年齢的にズブさが出てきて、3、4コーナーでいつも以上に踏む形になった。使って良くなると思います」

 武豊騎手(ルクスフロンティア=6着)「いい位置で流れに乗れて、直線も頑張ってくれました」

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