中山11R・スプリンターズステークス・G1・馬トク激走馬=ママコチャ

 一昨年の覇者であるクロフネ産駒。今年に入り、1、3、2、2着とコンスタントに上位をにぎわせ、6歳になっても衰えは一切感じさせない。

 前走のセントウルS(2着)は前めで立ち回って内容のある競馬。生命線である前付けからの粘りを見せつけた。直前は前走に続きコンビを組む岩田望来騎手を背に坂路を単走で52秒1―12秒3。脚さばきは力強く、秋初戦を叩いて確かな上積みが感じられる。

 鞍上は「馬がフレッシュで、予定より(時計が)速くなってしまいましたが、いい感触」と上々の手応えを伝えた。爪の不安も消え、今がまさに充実期といえる。

 引き当てた内の偶数・4番枠は脚質的に戦いやすく、ペースメイク力に優れたタイプで、高速馬場も歓迎。レース史上初の隔年Vへ態勢は万全だ。

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