DeNAの三浦大輔監督(51)が今季限りで辞任することが29日、分かった。球団に辞意を伝えて了承された。

 5年目の三浦監督は前日28日の広島戦(マツダ)に勝利し、22年以来の2位を達成し4年連続70勝&Aクラス入り。昨年リーグ3位から26年ぶりに日本一を達成したことなどから、指揮官は球団から2年の契約延長を打診された。しかし、阪神に独走を許し、27年ぶりのリーグ優勝を果たせなかった責任を感じてこれを固辞。南場オーナーはこの日Xを更新し「三浦監督から来季以降について辞意の申し出があり、球団としてこれを受理致しました。 もう一度、皆さまと一緒に去年と同じ景色を見るために、三浦ベイスターズ、最後まで全力で戦います」などとつづった。

 今季はバウアー、シーズン途中にはビシエド、藤浪らを補強したが、序盤は投打がかみ合わなかった。終盤には牧、宮崎をけがで欠き、オースティンも状態が万全でない中での戦いを強いられたが、蝦名や筒香が好調を維持し9月は16勝5敗1分け。最終盤で状態を上げていった。

 今後は今季最終戦の10月1日ヤクルト戦(横浜)後にファンに直接気持ちを伝える予定。「ハマの番長」が監督生活に別れを告げる。

 ◆三浦 大輔(みうら・だいすけ)1973年12月25日、奈良県生まれ。51歳。

高田商から1991年ドラフト6位で大洋(現DeNA)に入団。97年に最高勝率、05年に最優秀防御率と最多奪三振。16年に現役引退。19年からDeNA1軍投手コーチ、20年に2軍監督を経て同年オフに1軍監督に就任。通算535試合172勝184敗、防御率3・60。右投右打。

編集部おすすめ