パ・リーグ ロッテ―楽天(30日・ZOZOマリン)

 ロッテ・美馬学投手が30日、本拠のZOZOで古巣・楽天を相手に引退試合に臨んだ。

 右打席に立った浅村との1打席勝負。

初球、140キロの直球でストライクを取ると、2球目は139キロの直球で空振りを奪って追い込んだ。抜け球となった3球目を投げた後、マウンドで顔をしかめて痛そうな表情。4、5球目も抜け球でボールとなり、フルカウントからの6球目、123キロの直球も抜け球となったが、浅村から空振り三振を奪った。

 降板後は「3球目に肘が...。本当に最後までやり切れたのかなと思います。本当に『アサ(浅村)、ごめん』って感じです。『本当に本当にごめん』って感じです。でも自分としては本当に投げられなくなるまでやれたかなと思います」と6度手術した右肘に異変が生じたことを明かした上で、抜けた球を空振りした浅村に謝罪した。

 ◆美馬 学(みま・まなぶ)1986年9月19日、茨城県生まれ。39歳。藤代から中大、東京ガスを経て10年ドラフト2位で楽天入り。13年の巨人との日本シリーズでは2勝を挙げて日本一に貢献し、MVPを獲得。

19年オフ、FAでロッテに移籍した。169センチ、75キロ。右投左打。

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