◆JERA セ・リーグ 巨人4―2中日(30日・東京ドーム)
巨人の田中将大投手(36)が日米通算200勝を達成した。田中は2006年高校生ドラフト1巡目で楽天に入団した。
▽楽天・渡辺直人2軍監督(大学・社会人5巡目で入団)「将大200勝おめでとう。決して最初からうまくいっていたわけではなくて、苦しい思いをしているのもいっぱい見てきたので、それを乗り越えた気持ちの強さや野球への探求心を同期として近くで見ることができたのは、自分自身にとってもすごく刺激になりました。
1年でも長く、1勝でも多く、この世界で勝ち続けてほしいなと思います」
▽楽天・永井怜2軍投手コーチ(大学・社会人1巡目で入団)「プロ入り初勝利から見ているなかで、将大の日々の努力や1試合に懸ける思い、姿勢を先輩でありながらすごく勉強させてもらっていました。まだ一つの通過点だと思うので、この先も怪我なく、野球選手生活を全うしてほしいと思います。さらなる活躍を期待しています」
▽楽天・山本大明1軍用具兼1軍サブマネージャー兼監督担当(高校生ドラフト3巡目)「入寮の時、仙台空港で初めて見て、第一印象は『身体でかすぎやろ』でした。当時からスーパースターなのに常識があって、しっかりしていましたね。マーさんといえばストレート、スライダーと言われていましたけど、スプリット、フォークはベース盤の上、なおかつ、打者が振りそうな高さにしかきませんでした。まっすぐは両サイドに糸を引くようなコントロールで投げ分けられましたし、本当にすごいなと思いました。同期でボウリングに行った時、フックボールを投げて豪快にストライク取っていて、何をしても才能があるなと思いましたね。ここまでいろいろな葛藤、周りには感じることのできない悔しさも経験してきたと思います。そこはマーさんにしか経験し、感じることができないことだと思います。
▽楽天・金森久朋打撃投手(育成1巡目)「最初の印象は『こんなでかいんや』でした。田中とは同期ですけど、実は、新人合同自主トレしか一緒にやっていないんです。アメリカから帰ってきた時は次元が違いすぎてこちらから話かけられないですよ。メジャーまでいったすごい選手ですからね。でも普段は、あの感じのままで、僕たち裏方にも気を配れる男です。200勝おめでとうございます」