◆JERAセ・リーグ ヤクルト5―4DeNA(30日・横浜)
今季限りで引退するDeNAの森唯斗投手が現役ラスト登板で1回を無失点に抑えた。
三浦大輔監督から「一番たくさん投げたところで」と、9回のマウンドを託された元セーブ王。
その裏、2点を追う味方打線が1点を返し、なお2死一、二塁で同学年の筒香嘉智外野手が打席に。次は自身の打順だったが「打席に立つ気も、延長で(2イニング目に)行く気も満々でした」と、バットを手にヘルメットもかぶって次打者席にスタンバイ。ベンチではアナリストから相手の守護神・星のデータまで聞き込んで準備をしていた。残念ながら筒香が三振に倒れて試合は終わった。
引退セレモニーでは「ホークスで10年、ベイスターズで2年、本当に回りの人に恵まれた12年でした」と、チームメートや家族、ファンに感謝のメッセージ。筒香や子どもたちから花束を渡され、感激の表情だった。