大リーグのポストシーズンは30日(日本時間1日)、ワイルドカードシリーズで幕を開けた。このシリーズは3試合が予定され、2勝したチームが次のステージとなる地区シリーズ(5試合3戦先勝が進出)に進む。
もう一方のナ・リーグの試合、カブス対パドレスはカブス勝利。初めてのポストシーズン試合に臨んだ鈴木誠也選手が同点弾を放ち、勢いに乗ったチームが勝利した。
初戦は、ナ・リーグが2試合で本拠チームが勝利したのに対し、ア・リーグではともに敵地のチームが先勝した。ワイルドカードシリーズは、過去初戦勝利の20チーム中18チームが上位に勝ち上がり、進出率90%。うち16チームが2連勝で決着が付いている。初戦敗退からひっくり返したのはともに2020年のアスレチックスとパドレスしかない。パドレスは2度目の逆転劇なるかが注目だ。
ア・リーグで注目となったライバル対決、ヤンキース対レッドソックスでは、レッドソックスの吉田正尚選手が大活躍。相手投手が左腕だったことでベンチスタートだったが、1点を追う7回1死二、三塁のチャンスで代打出場し、逆転の2点適時打。ある米メディアによると、自身初のポストシーズン1打席目の初球に逆転打を打ったのは、史上初とのことだ。
もう一方のア・リーグの試合、史上最大となる15・5ゲーム差をひっくり返して中地区を制したガーディアンズ対タイガース。ガーディアンズ本拠で行われた試合は観衆が満員にほど遠い2万6186人で、タイガースが初戦を制した。
日本人選手が活躍した3チームが連勝で地区シリーズに進出するのか。1日(同2日)に行われる各カード2戦目、ドジャース対レッズは午前10時8分、カブス対パドレスは午前4時8分、ヤンキース対レッドソックスは7時8分、それぞれ試合開始予定だ。