◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)王座決定戦12回戦 同級1位・那須川天心―同級2位・井上拓真(11月24日、トヨタアリーナ東京)
世界初挑戦に臨むWBC世界バンタム級1位・那須川天心(27)=帝拳=が、同級2位・井上拓真(29)=大橋=との同級王座決定戦へ向けて招聘(しょうへい)したスパーリングパートナー4選手が1日、来日した。同日、帝拳ジムが発表した。
パートナーは、WBC米大陸スーパーバンタム級王者アルツロ・ポポカ・カルデナス=16勝(9KO)1分け、元WBC中米カリブ・バンタム級王者セサール・バカ=19勝(12KO)2敗1分け、WBO世界スーパーバンタム級14位セレックス・カストロ=20戦全勝(15KO)、アンヘル・パトロン=18戦全勝(13KO)のメキシコ人4選手。バカは23年6月に世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=のスパーリングパートナーとして来日経験がある。
那須川は、所属ジムの公式ホームページで「4選手みんな強そうですね、栄養もしっかり摂ってる印象です(笑)」とパートナーについて述べ、スパーリングは週3回のペースで行う予定で「今回はいつもよりしっかりとテーマを持ってスパーリングに臨みたいと考えています」とコメントした。
ボクシング転向から8戦目で迎えた世界初挑戦。「これまでは、なんでこの動きが出来たんだろうっていう理解出来ないところもありましたが、1個1個潰してきた中で大分理解が出来て分かってきました。迷いなく行けると思います」と進化を実感。「今回は量(ラウンド数)より質を上げていきたい。1回1回のスパーリングをしっかりとやって仕上げていきたいと思います」と意気込んだ。