◆第72回日本テレビ盃・Jpn2(10月1日、船橋競馬場・ダート1800メートル、稍重=1着馬にJBCクラシックの優先出走権)

 ダートの強豪10頭が集結したダートグレード競走は、フォーエバーヤング(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父リアルスティール)が、貫禄の勝利となった。3コーナーから進出を開始し、4コーナーで先頭に並びかけると、直線で堂々と抜け出して2馬身半差の圧勝。

今春のドバイ・ワールドC(3着)以来の実戦で、これで重賞8勝目。初めて58キロを背負ったが、単勝1・1倍の断然人気に応えた。勝ち時計は1分52秒。

 この後は米G1・ブリーダーズCクラシック(現地時間11月1日、デルマー競馬場・ダート2000メートル)を予定。昨年3着に敗れた大一番での日本勢史上初の快挙へ好発進した。坂井瑠星騎手は当レースを昨年、ウィリアムバローズで勝っており、2年連続の勝利となった。

 2番人気のJRAのレヴォントゥレット(岩田望来騎手)が2着。7番人気の地元船橋のホウオウトゥルース(岡村健司騎手)が3着となった。

 矢作芳人調教師(フォーエバーヤング1=着)「ゲートでつまづかなかった時点で勝ったと思った。今回はノーザンファーム早来で夏休みを取った。暑さに弱いので、帰厩時期は慎重に考えたが、非常にいい状態で栗東に帰ってきたので、仕上げやすかった。筋肉量が増していたね。

自分がパドックで見ても、すごいと思った。今回のブリーダーズCクラシックは世界最強決定戦になると思うので、心して仕上げたい」

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