阪神・藤川球児監督(45)が3日、「ミスターオクトーバー」の出現を熱望した。15日からのクライマックスシリーズ(CS)最終ステージまで再登録可能な期間が空くため、1軍全31人の出場選手登録を抹消。
独走のリーグ優勝を飾ったが、短期決戦は別ものだ。重要なのは「勢いのある選手」の存在。6日に始まる「みやざきフェニックス・リーグ」は視察ではなく、初日から約1週間にわたって異例の指揮を執り、見極める。「自分の目の前は真剣にやってもらう」。投手陣の調整はもちろん、11、12日には野手の主力も参戦させてギアを上げていく。
2日の最終戦では伸び悩んだ高卒4年目の前川が今季1号を放つなど、光明があった。「(勢いのある選手が)出てくるでしょう。大丈夫」と指揮官。最善のメンバーを選び、CSも突破する。(小松 真也)