5連敗中の浦和は14日、次節鹿島戦(18日・アウェー)に向け、さいたま市内で公開練習を行った。PK戦の末に敗れた前節の東京Vで、今季4点目となるゴールを決めたFW肥田野蓮治は「チームとしてやっていることは間違っていないと思う。

東京V戦も70分ぐらいまでは、完璧なゲーム運びだったが、残り20分で失速してしまった。そこに自分が(交代後で)いないことは悔しいし、90分間走りきる体力をつけて、(試合終了の)笛が鳴るまでピッチに立ち続けられる選手にならなきゃいけない」と表情を引き締めた。

 東京V戦では、後半1分にMFサビオのスルーパスに抜け出し、左足での正確なフィニッシュをみせた肥田野。一気に相手を振り切った爆発的なスピードは、Jリーグの記録には反映されていないが、チームの計測では時速35・77キロをマークした。Jリーグの今季トップスピードの最速は、FC東京のFWマルセロ・ヒアンがマークした35・2キロ。肥田野は“非公式”ながら、Jリーグでトップのスピードを出したことになる。

 一方で「シュート数を増やさなきゃいけない、とずっと感じています。得点ランキングが上の選手を見ていると、(シュート)本数が多い。自分ももっと(足を)振っていかないといけないし、もっとゴールに貪欲にならないといけない」と話した肥田野。現在、J1の得点ランキングトップは鹿島FWレオセアラら6ゴールの5人。レオセアラは1試合の平均シュート数が2・9本(リーグ5位)で、肥田野の1・2本の倍以上のシュートを放っている。

 東地区の6位と苦しむ浦和で、チーム最多のゴール数を誇る肥田野。

「一人でチームの状況を変えられる選手になりたい」と語る大卒ルーキーが、首位鹿島戦でも勝敗を左右する存在となる。

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