レポートオーシャン株式会社は、日本におけるアイスクリームの購買行動、消費頻度、フレーバー嗜好、包装形式、購入場所、および新商品への関心を把握するため、消費者調査を実施。調査では、定番フレーバーへの安定した支持に加え、季節限定商品や新しい食感、ヴィーガン・非乳製品アイスクリームへの関心が、日本市場における消費行動に影響を与えていることが明らかになった。

 日本では、アイスクリームは幅広い世代に親しまれている菓子カテゴリーの一つであり、近年は利便性の高い包装形式、限定フレーバー、プレミアム感のある商品など、多様な需要が広がっている。こうした中で、消費者の具体的な選好や購入パターンを把握することは、メーカー、小売業者、関連事業者にとって重要性を増している。

 今回の調査では、バニラが引き続き最も好まれる定番フレーバーである一方、抹茶やフルーツ系、期間限定フレーバーなどへの関心も一定程度広がっていることが分かった。また、購入形式ではカップタイプが最も支持され、購入場所としてはコンビニエンスストアとスーパーマーケットが大きな役割を果たしている。さらに、夏の消費が依然として最も多いものの、年間を通じてアイスクリームを楽しむ層も一定数存在しており、市場の通年化が進みつつあることが示唆された。

 加えて、ヴィーガン・非乳製品アイスクリームに対する関心、限定商品への反応、そして食感へのこだわりなど、日本市場ならではの特徴も確認された。特に「見かけたら買う」限定商品需要や、なめらかさ・濃厚さ・もちもち感といった食感への関心は、商品開発や販促において注目すべきポイントといえる。

 ◆調査質問および回答結果

Q1:アイスクリーム(冷凍デザート、アイスキャンディーを含む)をどのくらいの頻度で食べますか。

ほぼ毎日:5%

週に数回:19%

週に1回程度:25%

月に2~3回:23%

月に1回以下:18%

ほとんど食べない/食べない:10%

Q2:最も好きなアイスクリームのフレーバー(味)は何ですか。

バニラ:34%

チョコレート:23%

抹茶:12%

ストロベリー:12%

キャラメル/塩キャラメル:7%

フルーツ系:7%

その他:5%

Q3:アイスクリームを購入する際、最もよく選ぶ包装の形はどれですか。

カップ:34%

スティック/バー:25%

コーン:12%

マルチパック:14%

タブ:8%

餅入りなどの特殊タイプ:5%

その他:2%

Q4:アイスクリームを最もよく購入する場所はどこですか。

コンビニエンスストア:39%

スーパーマーケット:35%

ドラッグストア:10%

アイスクリーム専門店/ジェラート店:6%

オンラインショップ:4%

自動販売機:3%

その他:3%

Q5:アイスクリームを選ぶ際、最も重視するポイントは何ですか。

フレーバー/味:39%

価格/コストパフォーマンス:23%

ブランドの知名度・安心感:12%

食感・口当たり:10%

サイズ・内容量:7%

健康志向(低糖・低脂肪・非乳製品など):4%

新しさ・限定感:5%

Q6:アイスクリームを最もよく食べる季節はいつですか。

夏(6月~8月):52%

春(3月~5月):10%

秋(9月~11月):8%

冬(12月~2月):7%

季節に関係なく年間を通じて食べる:23%

Q7:最も好きなアイスクリームの食感はどれですか。

クリーミーでなめらか:34%

濃厚で重厚感がある:21%

さっぱりしていて爽快感がある:19%

トッピング入りでサクサク感がある:12%

もちもちした食感:8%

ソフトクリームのようなやわらかさ:6%

Q8:ヴィーガン(植物由来・非乳製品)アイスクリームを試したい、または購入したいと思いますか。

とても関心がある:7%

やや関心がある:21%

どちらとも言えない:29%

あまり関心がない:21%

まったく関心がない:22%

Q9:期間限定や季節限定のアイスクリームフレーバーについて、どう感じますか。

積極的に探して試す:18%

見かけたら買う:34%

存在は知っているが、普段は定番を選ぶ:25%

あまり意識しない:13%

いつもの商品だけを買いたい:10%

Q10:アイスクリームを1回購入する際、通常いくらくらい使いますか。

150円未満:21%

150円~299円:34%

300円~499円:25%

500円~799円:12%

800円以上:8%

 今回の調査から、日本のアイスクリーム市場は「定番への安心感」と「新しさへの関心」が共存する市場であることが明らかになった。フレーバーではバニラが依然として強い支持を集める一方、限定商品や季節商品に対しても高い関心が見られ、定番商品と新商品を両立させる商品戦略の有効性が示唆される。Claudeの整理でも、フレーバー、季節性、限定商品、ヴィーガン関心が特にPR向きの強い論点と位置づけられている。

 また、夏が最大の需要期であることに変わりはないものの、年間を通じてアイスクリームを楽しむ消費者層も一定規模で存在しており、市場の通年化が進んでいる点も注目さる。さらに、ヴィーガン・非乳製品商品への関心や、食感へのこだわりなどは、今後の商品差別化や新規需要の取り込みにおいて重要な要素になると考えられる。

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