アパレルEC事業者向けのAI画像一括トリミングSaaS「スマートトリミングAI」を開発・運営する株式会社セントラルオフィスは21日、アパレルECにおける購入失敗の実態と男女差を明らかにするため、全国の20代~50代以上の男女300名を対象に「アパレル購買行動に関する消費者実態調査」を実施し、結果を公表した。

 オンラインで服を購入して「失敗した」経験として最も多いのは「サイズ感の違い」(48%)だったが、男女別に見ると大きな差が判明。

男性の58%が「サイズ違い」を挙げた一方、女性は「実際に見たら、自分には似合わなかった」が23%と男性(10%)の2倍以上に上り、男女で失敗の「質」が根本的に異なる実態が明らかになった。

 「オンラインで購入した服で失敗したと感じた経験」についての質問では、「思っていたサイズ感と違った(大きすぎた・小さすぎた)」が48%で最多となった。次いで「写真と実物の色味や生地の質感が違った」が29%、「実際に見たら、自分には似合わなかった」が17%と続いた。上位2つの「サイズ感の違い」と「色味・質感の違い」を合わせると77%に達した。

 オンライン購入における失敗の約8割が「商品ページの情報と実物とのギャップ」に起因しており、EC事業者にとって「いかに実物に近い情報を伝えるか」が最大のテーマであることが明確になった。

 男性は「サイズ感の違い」が58%と突出して高く、女性の39%を19ポイント上回っている。男性にとって、オンライン購入の最大のリスクは「サイズ選びの失敗」に集約されていると言える。

 一方、女性は「実際に見たら、自分には似合わなかった」が23%で、男性の10%と比較して2倍以上だった。また「写真と実物の色味や生地の質感が違った」は男性28%・女性30%とほぼ同水準だが、女性は「似合わなかった」という主観的な判断による失敗が加わることで、失敗の種類がより多様化している。男性の失敗は「数値的な不一致」(サイズが合わない)に集中する一方、女性の失敗は「ビジュアル的な不一致」(似合わない・イメージと違う)にも大きく分散している。

 オンラインでの服の購入時に最も不安に感じることとして、「サイズ感が自分に合うか不安」は男性60%・女性51%と、男女ともに最大の不安です。しかし男性の方が9ポイント高く、サイズへの関心がより強いことがわかります。

注目すべきは「自分が着た時のイメージが湧かない(モデル画像ばかり等)」で、女性16%に対し男性はわずか4%と、3.7倍の開きがあった。女性は「自分が着たらどう見えるか」を重視する傾向が強く、モデル画像だけでは自分に置き換えてイメージすることが難しいと感じている。この不安と失敗の対応関係は明確だ。男性は「サイズが不安(60%)→ サイズで失敗(58%)」という一直線のパターンを示す一方、女性は「着用イメージが湧かない(16%)→ 似合わなかった(23%)」という、より感覚的なミスマッチが生じている。

 不安解消に最も参考になる情報を聞いたところ、全体の44%が「細かいサイズ表記(着丈や身幅などの数値)」を挙げた。次いで「身長や体型が近いスタッフの着用スナップ」が21%、「生地のアップや透け感などがわかる詳細な写真」が18%、「購入者のリアルなレビューや口コミ」が16%だった。

 注目すべきは、2位「着用スナップ」と3位「詳細な写真」を合わせると39%に達し、「画像・ビジュアル情報の充実」を求める声が「サイズ表記」に匹敵するという点。サイズ表記が男性の「数値的な不安」に対応する情報である一方、着用スナップや詳細写真は女性の「着用イメージが湧かない」不安に応える情報となることも明らかになった。

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