低迷する日本競泳界の新星・大橋信(17)=枚方SS=が、21日までにスポーツ報知の単独インタビューに応じた。3月の日本選手権で、五輪2大会連続2冠の北島康介(43)を超える史上最年少で男子平泳ぎ3冠を達成した。

100メートルで日本記録、200メートルは自身の世界ジュニア記録を更新。大阪・四條畷学園高の3年生が、28年ロサンゼルス五輪のメダル有力候補に躍り出た。“日本のお家芸”種目で世界記録と五輪金メダルを目指す“北島2世”が、競泳を始めた理由や世界で戦う思いなどを語った。(取材・構成=吉村 達)

 枚方SSの太田伸コーチ(60)は、04年アテネ五輪競泳女子200メートルバタフライ銅メダルの中西悠子らを育て、オープンウォーターで日本代表強化に携わるなど海外経験が豊富。大橋を中学1年から本格的に指導してきた。「全国大会は行けると思っていたが、(昨季&今季の200メートルで)世界ランキング1位にまでなるとは」と、成長に目を見張る。

 枚方SSは選手の個性や考えを尊重する方針。大橋の練習姿勢や研究熱心さを「頼もしい」と目を細める同コーチは、一気に強くなった時期が何度があったと振り返る。中学3年の全国大会で初めて年下の選手に負けた後、シニア選手との練習で力の差を思い知らされた後、今年2月のスペイン高地合宿などを挙げ「刺激を与えると、いい反応をしてくれるタイプ」と説明した。

 金メダル取りへ「五輪の前に主要な国際大会の雰囲気を味わえるのは大きい。北島も中学時代から見ていたが、彼はシドニー(五輪100メートル)で4位に負けてからのアテネと北京(連覇)だった」と太田氏。32年の豪州・ブリスベン五輪まで期待できると太鼓判を押し、「信には『小柄でも世界で勝てる』ということを見せてほしい」と願った。

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