パ・リーグ 日本ハム3―1楽天(21日・エスコンフィールド)

 力むことなく、日本ハム・奈良間大己内野手(25)が大仕事をやってのけた。同点で迎えた4回、2死二塁。

楽天先発・荘司の顔付近の151キロを、コンパクトに振り抜いた。勝ち越しの左越え適時二塁打。「いい力感で打てた」という決勝打に、二塁ベース上で右拳を突き上げた。

 またも結果で応えた。これで得点圏は12打数8安打。スタメン出場した13試合中12試合で安打を放ち、外せない状況をつくっている。打点10はレイエスらを上回り、チーム3位タイ。「得点圏は気持ちが入る。まだ序盤、継続してやっていきたい」とうなずいた。

 大変身のきっかけは、新年のDMだった。1月1日、新庄監督から「今年は芯に当ててくれ」とメッセージが届いた。「それが本当にきっかけになった。

打撃が変わったし感覚が変わった」。打球速度を意識していた昨季からの変化が、今の好調につながっている。

 新庄監督も「どうした奈良間っち(笑)。あんなくそボールをレフトオーバー打てるんですから。もう顔がレギュラーの顔をしている」と絶賛。9番起用も「つながりを今は大事にしたい」とあえて下位に置いたことを明かした。指揮官に「今なら4番でもいい」とまで言わせたキーマンが、波に乗れないチームの流れを変えていく。(山口 泰史)

編集部おすすめ