歌手の岩崎宏美が29日、東京・東京国際フォーラムホールCでデビュー50周年コンサート(全10公演、2万人動員)のグランドフィナーレを開催。これまでの歌手生活を振り返り、転機となった一曲を明かした。

 1975年のデビューからこれまでシングル69作、アルバム60作を発表。数々の名曲を世に送り出してきた中で、一番の転機となった一曲を問われると、バラード曲の「思秋期」を挙げた。

 人気オーディション番組「スター誕生!」(1971年~82年)決戦大会でスカウトされ、芸能界入りしたが、父からずっと反対されていたという。20歳までの歌手活動を父に宣言した中で、19歳の時に同曲に出会い、父の態度が変わったという。「『思秋期』を歌うようになってからは『やめなさい』って言われなくなった。『ロマンス』を歌っている時でも、家でくたびれた顔をしていると『明日すぐやめろ』とかすぐ言う人だった。(心の中では)売れてるのにとか思っていたんですけど」とジョークを交えながら当時の裏話を明かした。

 この日は、「思秋期」「ロマンス」のほか、代表曲「聖母たちのララバイ」「すみれ色の涙」「シンデレラ・ハネムーン」、さだまさしの「いのちの理由」のカバーなど2時間半で全38曲を熱唱。「こんな素敵な(歌手人生の)折り返し地点に立てたことが自信につながる」と万感の表情を見せた。

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