歌手の五木ひろしが30日、大阪市内で、現在の芸名となって「よこはま・たそがれ」で再デビューしてからの55周年と、新曲「千年の懸想文(けそうぶみ)」のPRのため取材に応じ、“世界のナベサダ”ことジャズサックス奏者の渡辺貞夫氏に負けず、90歳を過ぎても歌い続けると誓った。

 29日に週刊誌をめくっていると、今年2月に93歳になったナベサダさんの記事が目に留まったという。

「(来年)94歳でサックスを吹かれて、コンサートもされている。それを見てびっくりしました。上には上がいるもんだなと」。今年3月で78歳になった五木は「これを目標にしようと思いました」と少なくとも“五木ひろし70周年”を目指すと胸を叩いた。

 そのためには「体調でしょうね」と日課のウォーキングを続けると誓った。最近はゴルフの調子がいいといい「82、3で回る。エージシュートできるんじゃないかなと思うところまできたんです。できれば70歳代で出したい」と、こちらも目標に掲げた。

 昨年7月に慢性閉塞性肺疾患と気管支炎のため緊急入院し、東京・明治座公演を休演した際に、愛犬を亡くした。オスのトイプードル「ムームー」が14歳で虹の橋を渡り「僕の身代わりになった」と振り返った。もう1頭のオスのトイプードル「チャチャ」も今年、天国に行った。「大変つらい思いをしたんですが、別のところで孫が生まれたりね。

新しい出会いもあって、人生って複雑なんだと思いますね」。現在は出産を終えたばかりの実娘の愛犬を預かっており「孫が(祖父が歌手だと)分かるまで頑張りたい」と歌へのモチベーションをさらに高めている。

 傘寿が近づく現在でも23歳の頃と「キーを変えていません」と言い切って驚かせた。「みすぼらしいものは見せたくない。自分で作り上げたものを、自分で壊すようなことはしたくない。できる限りはやりますよ」とメガネの奥の目を細めていた。

 新曲「千年の懸想文」はマキシシングルで好評発売中。現在は「『よこはま・たそがれ』から55年 五木ひろしアニバーサリーコンサート」のツアー中で、関西では9月9日にアクリエ姫路(兵庫・姫路市)で開催される。チケットは5月13日一般発売。

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