6月11日(日本時間12日)に開幕するサッカーW杯北中米大会で、NHKが地上波で中継する日本戦全試合の解説をサッカー元日本代表MFの本田圭佑が務めることが21日、同局から発表された。この日、都内の同局で会見を行った本田は一言目に「不安しかないですね」と話し、会場の笑いを誘った。
4年前のカタール大会で大きな反響を呼んだ「本田の解説」が帰ってくる。この日は紺のスーツ姿で登場し、大反響だった前回の解説について「いまだに何が僕の解説によって受けたのか分かっていない。うまくやろうとかあまり考えない方がこの仕事を受けるに当たっては一番いいんだろうなと思います」と振り返った。
もともと、解説はカタール大会を最後と言った発言もしていた。「直前までやるつもりもなく、そのまま予定を入れようと思っていたくらいなので。徐々にですね、周囲の知り合いの期待の声などを聞き続けるに当たって、変化したのが本当に最近。自分もそれだけW杯に関わりたいという気持ちがあった」と自然の流れで再び解説席に座ることになったことを明かした。
前回はインターネットテレビ「ABEMA」で解説を担当したが、今回は地上波。「お叱りを受けることを話してしまうかもしれませんが、いい経験だと思って自然体でいたい」と本田らしく挑むと誓った。
同局の安田哲郎チーフ・ディレクターは本田の起用について「戦術眼の強み、親しみやすい本田節。その2つを備えた方は希有(けう)な方。普段サッカーに触れない方、普段から精通された方、双方に日本戦の魅力をお伝えするのは、本田さんが適任じゃないかと思って、オファーしました」と説明。
本田が解説を務めるのは、NHK総合で中継するオランダ戦(同15日)、3戦目のスウェーデン戦(同26日)。日本代表が決勝トーナメントに進んだ場合も本田が地上波、BS問わず解説する。
本田といえば、前回のサッカーW杯カタール大会でインターネットテレビ「ABEMA」での軽妙な解説が大きな話題に。「7(なぁな)分!?」「まだ泣くの早いって」「次どことやるんですか。出れへんの誰?」などストレートな物言い、選手ならではの鋭い指摘が人気を博し、「本田さん」「本田の解説」がSNSでトレンド入り。ABEMA視聴者数もスペイン戦で最多の1700万人超を記録し、クロアチア戦は事前に入場制限が告知されるなど注目を集めた。
同局は、1次リーグでは地上波で計19試合を生中継。初戦のオランダ戦(同15日)、3戦目のスウェーデン戦(同26日)を地上波で、2戦目のチュニジア戦(同21日)はBSで生中継する。決勝トーナメントも計15試合を生中継予定。日本代表の試合は勝ち上がりにより決勝トーナメント1回戦はBSで、2回戦以降の日本代表戦は地上波で生中継する。
ほかに、中継・デイリーハイライトなどに福西崇史、柿谷曜一朗、井原正巳、森岡隆三、播戸竜二、林陵平が出演する。

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