プロボクシングの元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏(39)が25日、都内で会見し、IBF世界フライ級王者・矢吹正道(33)=緑=の防衛戦をメインイベントとした6月6日の愛知県国際展示場での興行を「3150FIGHT 10」として開催することを発表した。

 会見の冒頭、亀田氏は「(23、24日に予定されていた)キルギス大会の中止、それに伴う一連の騒動におきまして、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、この場を借りて改めて心より深くおわび申し上げます」と頭を下げて謝罪した。

 亀田氏とともにイベントを運営してきた株式会社LUSHが22日夜、「ボクシング興行の運営事業から退く」との声明を発表し、両者の提携関係の解消を発表。愛知大会は当初「SAIKOULUSH」の公式YouTubeチャンネルでライブ配信される予定だったが、急きょABEMAが全試合無料生配信することとなった。

 亀田氏は「愛知大会を何としても開催しなければいけないという思いで、とにかく走り回った。なかなか時間がない中で、本当に亀田興毅、人生最大のピンチだった」と言葉を詰まらせ、時折目頭を押さえるしぐさも見せながら「本当に絶望的な中で、ボクシングを始めた時から支えてくださったサイバーエージェントの藤田(晋)会長、そして山内(隆裕)社長に力を貸していただいて、何とかこの6月6日、開催することができた。本当に言葉では言い表せないほど、感謝しても感謝しきれない。絶体絶命だったので本当に感謝しかない。こんな短い期間でボクシングというものを応援していただいた。ありがとうございました」と再び頭を下げた。

 亀田氏は今後も「3150FIGHT」のファウンダーとして、興行をプロモートしていく意向で「もう一回新たに足元を見つめ直して、3150FIGHTをボクサーの憧れの舞台にできるように頑張っていけたらと思っている」と決意を新たにしていた。

 「3150FIGHT10」のメインイベントでは、IBF世界フライ級王者・矢吹正道(33)=緑=が同級3位レネ・カリスト(31)=メキシコ=との2度目の防衛戦に臨む。またIBF世界スーパーフライ級タイトルマッチでは、王者ウィリバルド・ガルシア(36)=メキシコ=が同級3位アンドリュー・モロニー(35)=オーストラリア=の挑戦を受ける。ほか、元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(31)=メキシコ=と元世界3階級制覇王者ジョンリエル・カシメロ(37)=フィリピン=との注目の“悪童”対決、「パッキャオ2世」として注目されるケネス・ラバー(24)=フィリピン=のIBF世界バンタム級挑戦者決定戦なども予定されている。

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