関西演芸協会の会員総会が26日、大阪・寝屋川市の大阪成田山不動尊で開催され、30年にわたって協会長の座にあった落語家・桂福団治が名誉会長に就任し、新たに第11代会長として漫才コンビ「シンデレラエキスプレス」の渡辺裕薫が副会長から昇格したと発表した。人事は26日付。

会長の任期は2年。

 また、同協会が「なにわの日」の7月28日に一般社団法人化されることも発表された。同協会は関西演芸人の親睦を目的に1949年に設立され、77年経過した現在に至るまで任意団体として運営されている。

 新会長の渡辺は「悲願としては(上方)落語協会がされた(天満天神)繁昌亭のようなものを協会が運営すること。法人化することによって舞台をつくっていくことができたら。舞台がないと若い人も集まってこないので、目指していきたい」と、協会が演芸場を所有することを目標に掲げた。そして当面は「ありもの(既存)の劇場で定期的に、月に1週間とか10日とか、協会の舞台としてやっていただけたら」と、常打ちに近い形で興行を打てる体制を構築したいとした。

 新旧会長らは協会が1959年、同不動尊に建立した、亡くなった芸人を弔う供養碑「笑魂塚」で供養を行った。福団治は「次の会長は私が依頼しました。(会員総会で)大拍手で承認されました。私は30年続けさせていただきました。30年でっせ。

ホンマ、疲れた」と笑わせて、渡辺と握手した。

 会長人事を巡っては、2月12日に大阪・堂島のエルセラーンホールで開催された「関西演芸協会まつり」を訪れたお笑いタレント・森脇健児が、同日に生放送されたラジオ大阪の冠番組「森脇健児のぶっとび水曜日」(水曜・後2時)で暴露している。森脇が福団治に「(新)会長は誰ですか?」と尋ねたところ、福団治が「これ、ここだけの話やで…。ナベちゃん」と後任が渡辺であると明かしたと、内緒話をぶっちゃけた。番組パートナーの渡辺は「跡取り問題ってのはね、ナーバスなことなんです。よう会長に聞けましたね。僕“名誉副会長”になるかもしれませんよ」と会長昇格を断り、福団治とともに名誉職に就く可能性をジョークで示していた。

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