講談師の神田伯山が3日、都内で「第45回ベスト・ファーザー『イエローリボン賞』 発表・授賞式」に登壇し、学術・文化部門で受賞した。

 同賞は、多角的な観点から「素敵なお父さん」と呼べる人が選ばれ、表彰される。

講談の魅力を世に広め、師への感謝を忘れず弟子の指導にあたり、亡くなった父への思いや妻や子に成長させてもらっているという感動を大切にすることから選出。トロフィーを受け取り「素直にうれしい。かみさんに一番の感謝をしたい。公私ともに支えてもらっている」と感激。「本業の講談は一切賞をくれないので、すねていたらこんな賞をいただけて」と冗談交じりに語った。

 受賞を通して「1人でも多くの方に講談を知ってもらいたい。この賞をきっかけに興味を持ってくれる人がいたら」と願った。師匠の人間国宝・神田松鯉にも言及。「私のベストファーザー。理想的な父の像を間近で見せてもらっていた」と感慨深げに語った。

 小学生の父、4人の師匠でもある。育て方のコツについて、「比べないこと。

個性を生かすことが大事。師匠に出来るのは褒めることです。嘘はダメだけど、伸ばす所は伸ばして、ダメなとこはちょっと小言を言う」と真剣な表情。「こんないいこと言っても、講談で賞を取れないんですけどね」と繰り返し、会場の笑いを誘った。

 本年度で45周年を迎える、父の日を記念して感謝や応援の気持ちを黄色いリボンで表す同賞。選考はマスコミ各社、FDC評議員、過去の受賞者、MFU会員によるアンケート結果をもとに、ベスト・ファーザー選考委員会によって決定した。政治・経済部門では佐賀県知事の山口祥義氏、芸能部門では吉田鋼太郎澤部佑、スポーツ部門ではバレーボール解説者の福澤達哉氏、特別賞には「おさるのジョージ」登場キャラクターの黄色い帽子のおじさんが受賞した。

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