◆第56回東海優駿・SP1(6月4日、名古屋競馬場・ダート2100メートル、稍重)

 東海地区3冠の2冠目は12頭立てで行われ、単勝1・1倍で断然人気のアストラビアンコ(牡3歳、名古屋・角田輝也厩舎、父バゴ)が、2着馬に2秒1差をつける大差勝ちとなった。細川智史騎手が騎乗して先手を奪い、向こう正面では後続に迫られたが、スパートを開始すると他馬との差は広がる一方。

最後の直線では独走態勢に持ち込んで、今年2月のスプリングC以来の重賞4勝目を飾った。勝ちタイムは2分16秒3。

 同馬は北海道新ひだか町・ウエスタンファームの生産馬。1冠目の駿蹄賞では単勝1・2倍の圧倒的支持を集めるも2着だった。逃げたが、物見をして一度は失速。それでも盛り返して2着まで追い上げ、規格外の能力があることを改めて示しており、東海優駿で本来の走りを見せた。。

 2番人気のアルティメイタム(塚本征吾騎手)が2着。8番人気のタガノアイゼン(近藤颯羽騎手)が3着に続いた。

 なお、東海地区3冠目の岐阜金賞・SP1は、10月22日に笠松競馬場のダート1900メートルで行われる。

 細川智史騎手(アストラビアンコ=1着)「(プレッシャーは)前回、1番人気で負けてしまって…。うれしいです。

(大泣きで答えられず)ごめんなさい。

 (どんなところに気をつけたか)先生から好きなように乗っていいという指示があったので、1頭馬を置いてレースをしようかと思っていたのですけど、雰囲気が良くて、そのまま行っちゃいました。

 (道中の折り合いは)前走、折り合い気味でレースをしたら、2コーナーでうまくいかなくて…。やる気な状態でレースをすることを心がけました。

 (最後の直線は)最後まで止まらないように走ってくれるかなと心配でした。

 (ゴールの瞬間、左手が上がってガッツポーズ)ちょっと早かったです(場内、笑い)。

 (強さを見せつけた。アストラビアンコは、どんな馬か?)レース展開というより、馬と僕との勝負をずっとするというか。レースに集中できないというか、レースで速いとか遅いとかではなく、馬の気を遣いながらずっと走らないといけないと思います。これからもっと強くなってくると思うので、レース展開も意識しないといけないと思いました。

 (ファンにメッセージを)きょうは来てくれて、ありがとうございます。競馬以外だけではなくて、いろんな形でみんなに仕事に行くときでも笑顔になってもらえるように、いろいろ名古屋競馬場としても、僕としても、みんなを笑わせられるように頑張ります」

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